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何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

2013年テレビドラマベスト10

テレビ

2013年を総括するエントリを再び書きます。その名も「2013年テレビドラマベスト10」。私はテレビドラマを小さいころからよく見てきた「ドラマー」(ドラムを叩く人ではなくドラマをよく観る人という意味)であるので偉そうに順位をつけてみました。朝ドラや単発のスペシャル系は除きました。

 

10位『山田くんと7人の魔女』(フジ)

原作のマンガも楽しく読んでいたので期待してました。若手を多く起用し、キャスティングはイメージを壊さなくて的確でした。原作とドラマ両方知っている方なら分かると思いますが、両者の話は若干違っています。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、物語終盤にてどっちにも進める分岐点があり、そこをマンガとドラマで違う方向に進ませていました。マンガを読んでいた私も「こっちに進んだらきっとこうなるんだろうな」と思わせる納得のいくストーリーで、原作のファンも楽しめる良い作品だったと思います。

 

9位『半沢直樹』(TBS)

「倍返し」が流行語にもなり視聴率も40%を超えるほどの大ヒットを記録した作品なのでランクインも当然でしょう。皆が口々に面白いと言い徐々に視聴率を上げていったこの作品ですが、ヒットの要因はキャスティングだと思います。歌舞伎役者をはじめいわゆる演技派を多く起用したために味が濃い作品となりました。過去にバブルを経験した日本にとってここ最近は景気もすこぶる良いとは言えずストレスが溜まっているこの状況、これを発散する良いはけ口になったのではないでしょうか。土下座だったり役者たちの濃い演技といった過度な演出が時代が求めていたものだったと言えます。

ヒットから考えると順位はもっと上でもいいと思われるかもしれませんがそれには理由があります。私は登場人物の誰かしらに感情移入することが多く、今作も半沢に感情移入して観ていたのですが、半沢の必要以上の攻撃性に耐えられなく、「なんでそんなこと言っちゃうのよ」「本店の良いポジションにつけたんだからおとなしくしてようぜ」とドキドキハラハラしていました。ドキドキが過ぎたので観るのにひと苦労で面白かったという印象より、絶叫系のアトラクションに乗っている気持ちになったのでこの順位にしました。

 

8位『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』(フジ)

期待しないで観たためかとても面白かったです。倉科カナが毎回かわいいのでそれだけでも楽しく観ることができます。原作は読んでいないのでどの話が原作にあってどれがドラマオリジナルかは分かりませんが、祥明の行動が一見意味のないことのように見えてしかしそれが解決の一助となっていくさまは見事でした。上手く陰陽道と絡めているのも素晴らしい。Tシャツの文字など小ネタもあって楽しかった。

 

7位『変身インタビュアーの憂鬱』(TBS)

『時効警察』なども手掛けた三木聡さんの作品。そのためところどころにくだらない笑いどころがあってにやにやしながら観ることになりました。観るきっかけは好きな木村文乃さんがヒロインで出るということだったのですが、ストーリーも謎が謎を呼ぶ展開で見事にはまりました。私のアタマが悪いのか結末がよく分からなかったことがいまいち消化不良となっていますが面白かったです。「鬱」という漢字が書けるようになりました。

 

6位『独身貴族』(フジ)

SMAP草彅主演の作品。最初の設定を知った時からどんな流れで話が進んでいくのかなんとなく分かり、実際ほとんどその通りだったのでストーリーに奇抜さはあまりありません。しかしこのドラマの魅力は登場人物のキャラクターにあります。星野守は本当にかっこよかった。彼の行動を見てるだけで充分楽しめる。また映画やドラマ好きにはたまらない小ネタが満載で、このドラマをつくっている人はものすごく映画やドラマのことが好きなんだと感じました。映画配給会社と脚本家がメインの恋愛話ですからこうなったのかもしれませんが、作り手の”愛”を感じられる良い作品だったと思います。

 

5位『ハードナッツ!!~数学girlの恋する事件簿~』(NHK)

あまちゃん』でさらに人気が出た橋本愛が再びNHKに登場したこの作品。この役ではユイとはまた違う、数学ができる天然少女を演じていました。『あまちゃん』でいうアキの方に近い役柄でした。なので観ていてとても新鮮で、橋本愛の魅力を存分に楽しむことができます。「事件簿」とあるように事件が起きてそれを数学を使って解決していく新しいタイプで良かったです。そもそも私が数学が好きだというのもあってか毎週楽しみでした。続編もありそう。NHKのBSプレミアムで放送してたのであまり知名度は無いですよね。

 

4位『泣くな、はらちゃん』(日テレ)

これも設定を見た時になんとなくストーリーが見えたのですがそれでも感動しましたし面白かったです。普通の田舎町で不思議なことが起きてイラストの男が現れる。まだこの世界の常識に染まっていない男が本当に大切なものは何か教えてくれる。このドラマを観て関ジャニの丸山くんっていいなあなんてしみじみ思いました。フィリップが散々迷惑なことするのでイライラもしましたが。TOKIOの主題歌がこれまた良い!作詞作曲長瀬くんだなんて才能やばいすなあ。

 

3位『Oh,My Dad!!』(フジ)

とりあえず観てみるかと軽い気持ちで観始めたこのドラマですがめちゃくちゃ面白くて、このクールはこのドラマが毎週楽しみで仕方なかったです。新海元一は結構長い間ダメなやつで「そうじゃないだろ」と何回も思いました。でも彼は子育てを通じて、働くということを通じて今までの自分の至らなさを実感することができた。長谷川京子は素敵過ぎたし、子役のコもめちゃくちゃかわいかった。

 

2位『最高の離婚』(フジ)

主人公夫婦は3.11の震災がきっかけで知り合い結婚する。もう先日の震災が視聴者の共通理解として定着してるんだと改めて認識されました。第二次世界大戦をひとつの鍵としてドラマが描かれることが多かった昨今ですが、これからは震災を鍵に物語が作られていくことも定着していくのでしょう。

そんなこの作品ですが途中妻である尾野真千子が瑛太にキレるシーンがあるのですが、そこの衝撃がものすごくて圧倒されました。迫力満点でこの時から「このドラマちょっと凄いぞ」と思い始めたのを覚えています。

 

1位『とんび』(TBS)

佐藤健主演で再びドラマ化されたこの不朽の名作。親の愛というものをビシビシ感じ、自分に照らし合わせて何度も涙を流しました。ドラマを観てきた人生の中で一番泣いた作品かもしれません。田舎の古臭い頑固親父は息子に大きな期待を寄せています。期待していた父でしたが、早稲田大学に入り弁護士になるのだろうと思っていた息子は突然雑誌の編集者になりたいと言い始め、母に似た女性と結婚すると思っていた息子は母に全く似ていないバツイチ子持ちの女性を連れてくる。頑固親父は困惑します。しかし大事なのは息子が幸せになってくれること。それを分かっていながらもなかなか上手くいかない。世の中には似たような考えを持つ親は多いでしょう。そのため多くの人に感動を与える話なのではないかと思います。

 

 

余談ですが私は医療モノだったり刑事モノはあまり好きではありません。また何を観ようかなどはほとんどキャストで決めています。「つまらなそうだけど好きな人が出てるから観るか」と思って観始めることはよくあります。それ以外にもいくつかピックアップし録画して、少なくとも1話は観ようと心掛けています。

 

この先どうなるんだろうというワクワクよりも、「ここで登場人物はこんな気持ちになってこういう行動をして~」とか考えたり、「この作品でどんなことを伝えたかったのだろう」とか考えるのが好きなので私自身はネタバレとかは気にしないんです。だから半沢も結末をあらかじめ知ってから観ればもっと面白く感じられたのかもしれません。ドキドキしすぎで心臓に悪かったよ。

 

フジテレビの木曜10時枠が4分の3も入っていますが、どうやらそこと相性が良いみたいです。あそこの枠はキャラクターに魅力があることが多いように思います。一見地味な(若いころは特にそう思っていました)ように見えますが、深みがあって考えさせられる内容で面白いことが多いです。ラブ系を強めに出していた『ラストシンデレラ』はあまりヒットしませんでした。

 

テレビはお金のかからない娯楽だから良いよね!