何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

辞め時っていつだろう?

 

好きなバンドで、ライブは毎回行っていた。でも、この間初めてライブに行かなかった。予定が先に入っていたからだ。しょうがないし、次に行くことにしよう、と思うかとおもいきや、なんかもう行かなくてもいいかなって気がしてきた。

好きなテレビ番組があって、毎週楽しみに観ていた。放送時間に間に合うことが少ないので毎週録画をしている。先日、録画を忘れてしまった。わざわざ友人に録画してないか聞くのも面倒だった。後悔してるかとおもいきや、意外とそうでもなかった。それからは毎回観なくてもいいかなって気がしてきた。

好きなマンガがあって、新刊が出るたびに買っていた。ある時、新刊をタイミングが合わず買わないでいるうちに、もう1冊新刊が出ていた。そんなに長い間読んで無かったんだなんて思い、それと同時に読まなくても大丈夫だったんだなんて思って、もう買わなくてもいいかってなった。だから家にあるそこまでの数冊は売ってしまった。

 

思い返してみれば惰性で続けてるんじゃないかってことがたくさんある気がする。キライになったわけではなく、むしろ今でも好きなんだけれど、いつ辞めるかがわからない。積極的に辞めたいわけでもないのだけれど。

行かなかったら、見逃したら、読まなかったら、きっと後悔すると思っていたけれど、意外とそうでもなかった。

「後悔先に立たず」なんて言うけれど、もしかしたら後悔なんて後で立ったところで高が知れてるものなのかもしれない。というか、後悔なんてしてもしょうがない。過去はもうどうにもできないのだから。

 

行かなきゃ、観なきゃ、読まなきゃで自分を縛ることを辞めたら、その分だけ今本当に自分がしたいことができるようになる。もしかしたら、謎の義務感で続けていただけなのかもしれないし。空き時間を自分の好きなように使える。解放感がすごい。

 

あえていつも行ってるバンドのライブの日に別のバンドのライブの予定を入れてみるとか、あえていつも観てるテレビ番組の時間に映画を観に行くだとか、あえていつも買ってるマンガの料金分だけ豪華なディナーを食べるだとか、別の楽しいことをしてみたらどうだろう?すると自分にとって何が本当に好きで、何が本当に大切なのかがわかるかもしれない。