何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

ブログが書けないという言い訳

言い訳を書きたい。ブログのネタを考える時間が無いのだ。

そんなことを言うと「何を急がしぶっちゃって」との声が聞こえてくる。確かにそうだ。おれはちっとも忙しくない。それどころか、もし他人から「時間がない」なんて言われたら同じようにツッコむ。「ちょっとくらいの時間ならあるだろう」と。そんな多忙な人間はこの世に一握り。1%と99%とかそんなもん。所得と一緒。

でもこれは本当で、もし時間があった時、私が何をするかといえば、本を読む、テレビを観る、映画を観る、という行動をしがちなのである。ブログを書こうと思うことは本当に少ない。自分で書くよりも、他人のブログを読みたい。おもしろいから。自分のブログも読み返せばおもしろかったりするのだが、それは未来の話。今はそこまで楽しくも無い。特に「書かねば」という気持ちで書くブログはそう。ブログを書くのには勢いが大事なのだから。「一応何か書こうかな」とはてなブログをひらけば、他のブログが気になり、そっちを読んでいるうちに本当に時間が無くなる。

時間がある時の優先順位の上位に「ブログを書く」がランクインするときは「書きたいことがある時」だ。そのものズバリ、当たり前のことである。では、いつブログに書きたくなるかと言えば、何かものを考えている時だ。

いままではその時間は電車に乗っている時が多かった。電車に乗っているといろいろな人がいるからいろいろなことが起きる。嫌でもたくさんのことを感じる。というか暇だからっていうのが大きい。ついでに手元にはスマートフォンがあるから、その気持ちを忘れないように、後々ブログに書くために、メモを取ることも簡単だ。

最近では電車に乗るとPodcastを聴く。私は二つのことを同時にできない人間のため、その間は何かを考えることができない。そんなことをしていたら聴くのがおろそかになってしまう。というか、Podcastは普通におもしろくて、ブログの事を忘れてしまう。ネタがどうこうなどを考えている暇もない。

あとは寝るときにいろいろ考えるが、こちらは忘れてしまう。外山滋比古『思考の整理学』に「枕元にメモ帳を置いておく」と書いてあったからそれをやってみたのだが、そうすると思いつかない。人生とは皮肉なものである。メモを取らないと忘れてしまう。これに関してはすっかり忘れる。何か考えていたような気もするがちっとも覚えていない。断片でさえ思い出せない。もうおしまいだ。ブログの流れまで考えたはずなのに。

そんなことを言ってもすこしはおぼえている時もある。運よくメモを取ることに成功した時もある。じゃあブログに書こうと思い、メモを再び見返すとめちゃくちゃつまらなそう。メモを取っている時はおもしろそうなのに、いざ見返すとそうでもない。考えている時はおもしろそうなのに、文章にしてみるとそうでもない。というかひどい。たまにちゃんと書き出してみても、つまらなすぎて手が動かない。あんなに書きたいことがあったはずなのに、意外とすぐに手が止まる。ちっとも楽しくない。鉄は熱いうちに打つべきだということだ。

そんなわけでブログを書けなかった。ここで教訓をひとつ。良いものを書こうとしない。

以上。次からは頑張ります。

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

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