何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

休日がある喜び

仕事が終わって家に帰る。夕飯を食べる。なるべく時間を無駄にしないようにと急いで風呂を洗って入浴する。なるべく時間を無駄にしないように観たいテレビ番組は録画してCMをとばしてさらに1.5倍速にして時間の節約をする。そんなことをしても時間はあっというまに過ぎて23時過ぎ。うっかりするとすぐに日付が変わる。寝る時間だ。明日には6時30分に起きて準備をしてちょっとテレビを観てさて出勤。こんな毎日が続いている。

夏目漱石『門』を読んでいる。主人公宗助は週6日働き唯一の休日である日曜日にあれをしたいこれをしたいと考えているがせっかくの日曜日だしそれだけで過ごすのもななんて思って結局何をするでもなく時間を過ごす人間でこれって俺のことじゃん!とそれだけで最後まで読むことを誓ったすばらしい小説。先週末には楽しみにしていた映画『オデッセイ』を観に行き宗助に比べればまだ有意義な休日を過ごしている。ちょっとした優越感。そもそもこちらは週休2日で、もし休日が1日だけだったら宗助のようになっていたかもしれない。

2月11日は建国記念日。祝日である。それまであと2日、なんとかして乗り越えなければならない。