何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

20190815 バスの思い出

バスに乗る。整理券を取る。整理券を無くさないように握りしめておく。整理券が手汗でふにゃふにゃになる。出すのがちょっと恥ずかしい。

バスに乗る。席を選ぶ。タイヤの上だと膝が高くなってちょっと非日常。ちょっと楽しい。隣の人は普通の高さ。自分だけ膝がこんにちは。幼稚園児みたいでちょっと恥ずかしい。

バスに乗る。乗り物酔い防止のために窓際の席が良い。胴体部分の横向きの席は酔うからNG。いちばんは胴体部分の1人掛けもしくは最後尾窓側。どちらにせよ臭いで結局酔う。窓を開けたい。

バスに乗る。降車ボタンを押す。子どもの頃は押したくてたまらなかった。今でも押したくてたまらない。

バスに乗る。スイカをタッチ。小銭のことなんて考えない。両替なんてもちろん要らない。「いまどきIC決済ですよ」とクールに去る。整理券もいらないね。

車に乗る。前にバス。乗降中。邪魔だな。あわよくば抜かす。心の余裕がある時は待つ。余裕がある時なんて無いので待たない。止まっているときは行けないだけ。

バスに乗る、ことは随分減ったけど。いろんな思い出がある。