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何もない一日じゃないはず

頭をひねれば、なにかは出てくる

新幹線の良いところは高いところを走るところ

タイトルに「ところ」が多いところが文章力の低さを顕著に表しているところだといえる。

新幹線にはめったに乗らないから、乗る時はいつもワクワクしている。窓際が空いていれば真っ先に座る。せっかくの素晴らしい乗り心地なのだから、日ごろの疲れを取ろうとひと眠りしたいところ。でもついつい外の景色を眺めてしまう。乗ることは年に2、3回くらいで、日ごろ乗っている電車からの景色と違いとても新鮮。以前乗った時からも日が経っているから、同じ場所でも景色は間違いなく変わっている。四季もある。新幹線から景色を観るのが楽しいったらしょうがない。日が落ちると辺りは闇に包まれ見える範囲は狭まってしまう(その上自分の顔が窓に反射で映って「お前ちゃうわ!」って思う)けれど、ものすごく明るい場所だったり建物の中を目にすることができてそれはそれで楽しい。眺めながらついウトウトしてしまうのももったいないようでかつ贅沢な瞬間。

新幹線は基本的に高いところを走っている。そこからの景色は電車ではなかなか味わえない。知っている場所を走ったら、「あの建物の屋上は花が咲いているのか」とか「ここらへん一帯は駐車場がやけに多いな」とか「トンネルとトンネルのあいだに住んでいる集落の人たちはどこから街中に出るのだろう」とか発見がある。これが楽しい。あまり推奨されることではないのかもしれないが、特に夜だとマンションの部屋の中まで見えることがある。一瞬でよく分からないが、そこで暮らしている人を見るとほっこりする。同じマンションで、複数の部屋の中にそれぞれ住んでいる人を確認すると、「彼らをしっかり守ってやってくれよ」と謎の親目線でマンションを眺める。これが楽しい。当たり前のことだが、日中、街の中でうじゃうじゃいるたくさんの人たちにも帰る場所があって、住んでいる場所があって、みんながそこで思い思いに時間を過ごしていることを考えると本当に感動してしまう。新幹線は高いところを走っているから、見えるマンションがいつもより小さく見えてしまい、そのなかにたくさんの人が住んでいるのが見える。人間ってずいぶんちっぽけな存在だななんて思う。と同時に、そんなちっぽけな人間がこんな大きな新幹線を作って、さらに大きなその線路を作ったなんて凄い。行きつく各駅の周りにはたくさんの大きな建物が立っていてこれまた凄い。ずいぶん大きくなったもんだ。誇らしい気分になってくる。

絶景を紹介するテレビ番組を観ていると、高いところからの景色が多いことが分かる。壮大な何かを一望できる場所がよく紹介される。それを体験できるのが新幹線。場所によってはトンネルだらけの山の中を走ることもあるから、自然も体験できる。絶景だと言われている山の頂上からは自分の住んでいる街・知っている街を見ることはなかなか難しいが、新幹線は街中を走っているのだからできる。知っている場所を高くから眺められるのは最高。

ただ残念なのは値段も高いところである。

 

新幹線の車窓から 東海道新幹線編

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