くだらない疑問に気づく才能
学者には必須かもしれない才能、それは「疑問をいだく」こと。日々ただ漫然と生きているだけでは疑問を抱くことは無いでしょう。でも考えてみれば毎日はおかしいことであふれています。なぜ信号は青・黄・赤なのかだったり、コタツにみかんはなぜ合うのか、などなど不思議なことはたくさんあって、疑問に思うことはたくさんあるのです。これらを「そういうものだ」と思ってしまうことはたやすいです。あたりまえのものとして無視することはたやすいです。でも、疑問に気づくのって超楽しいですよ!
ポイントは疑問に思っても、その答えを調べないってことですね。正解が分かってないと気持ち悪いかもしれませんが、なんでそうなっているのか考えることに疑問を抱くことの醍醐味があるといえます。なにせその疑問はくだらないのですから。世間の大方はその疑問を何とも思っていないのですから。先ほど挙げた私の例示も調べれば答えはすぐに出てくるでしょう。でもそれを知りたいがための疑問を抱くという行為ではないのです。
飲みの席ではくだらない疑問に気づく才能はとても役に立ちます。その疑問について語り合うという超楽しい話題ができるのですから。くだらないからみんなが思い思いの考えを遠慮なく発信できるようになるのです。もし重い話題がその場で上がってしまった場合、気楽に自分の考えを言ったりなんてできませんよ。でもくだらない疑問ならほんとうに気楽。
例えば、新たな技術を開発するには疑問に気づく必要があります。ここのうまくいかないところをどうにかしたいんだけど…と思って新たなモノを創造するものです。便利グッズはほとんどがこのくだらない疑問からつくられたモノです。便利グッズの中には「これ確かに便利だけどわざわざいる?」みたいなものがありますが、これこそくだらない疑問の最先端です。主婦の方が「こうなったら便利なのに…」と考え新たな便利グッズを思いつき、それによりお金を得るなんてこともあります。くだらない疑問を抱くことはお金儲けにもつながるスンバラシイ才能なのです。
つまり、日々ただただ生きているだけではダメだということです。考えた方がいいです。この世界にはたくさんの人がいるのですから、その全員が毎日疑問を抱き、解決していけば世界はぐんぐん良くなっていくでしょう。
世界を変えよう!!!
- 作者: シンシアスミス,槌屋詩野,北村陽子
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