テレビほんとに観てないの?
僕はテレビめっちゃ観てます。最近は今月いっぱいで終わってしまう「いいとも」を毎日観てるくらい観てます。朝起きた時は今日はどんな番組があるのか、予約する必要はあるのかをまず確認します。テレビの時間をふまえたうえでその日の予定を決めてしまうくらいです。そのくらいテレビが好きです。
先日、友人が「おれ最近テレビ観てないんだけど~」ということを言っていました。でもその人はほんまでっかTVだったり、怒り新党だったり、アメトークだったりを観ているんですよ。観た次の日に昨日の番組で面白かったところを話し合ったりもしてるんですよ。なのに最近観てないなんて言っちゃってるんですよね。
これって言ってる本人は本当にテレビを観てないつもりなんだと思います。クソマジメに「テレビを観てない」って言っているんだと思います。で、どうしてそんなことを言っているのかを考えてみました。
まず言えるのは、「昔より観なくなった」ということでしょう。「昔ほど」テレビを観ていないというだけにすぎないのです。そんなのは当たり前で、学生のころは暇な時間が多かったためテレビを観る時間もたくさんあったでしょうが、大人になるにつれて忙しくなり時間が取れないのでしょう。
また、「無駄な視聴をしていない」ということが考えられます。観るべき番組は決まっていてそれだけを観ている。だから自分の観ているいくつかの番組の存在は置いておいて、「それ以外」のテレビを観ていないってだけなんです。そうじゃなきゃどうしてそんなことを言うのか考えられません。
あと、これは私の友人の話なのですが、その人は自分の無知さの言い訳としてこの言葉を言っていたのです。詳しく言うと、雑誌を見ながら「おれ、最近ぜんぜんテレビ観てないんだけど、この人今売れてるの?」と言ってきたのです。つまり、自分はテレビ観てないから知らないだけですと言ってきたってことです。
知らないは恥であるという強迫観念で生きてきた私たちなので、このようなことを言うのもしょうがないのかもしれません。
あとテレビ観てないっていう人の中には毎週アニメを楽しみにしていたり、ドラマを楽しみにしていたりしてるんですよ。で、本当にテレビで観てないのかもしれません。ネットか何かで観てるのかもしれません。でも君が観てるそれはもともとテレビのために創られた作品で、そもそもテレビで放送されたものであるし。結局、テレビを本当は観てるんだけど、自分が観てることを度外視してるに過ぎないわけですね。ってことはテレビは無くなったりはしないでしょうね。気づいてないだけでみんなの中に需要はあるのですから。
実際に大学生になってみんなテレビ観てないなとは思いました。みんなバイトをするんですよね。僕もそんな感じで観る量はだいぶ減りました。お金を稼いで、さらにそれを使う時間もかかりますから、テレビを観なくなりますよね。テレビってお金かからないから最高の娯楽なんですけれど。
テレビを観てないっていうことでテレビをバカにしてるんですよね。誰もが何かをバカにしたいものですよ、人間とは。誰かの上に立ちたいものですよ、人間とは。それは僕も同じなんですけど。で、その上に立ちたい気持ちをテレビにぶつけてるんですよね。テレビ好きとしては悲しいですが。
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